消費者金融を利用するとクレジットカードの審査に悪影響?理由やメリット・デメリットを解説

「またクレジットカードの審査に落ちた」と頭を抱えていませんか?

そんな人におすすめなのが「消費者金融系のクレジットカード」です。いまや多くの人が利用しているクレジットカードですが、発行をしているクレジットカード会社によっては審査が厳しく落ちてしまうことも珍しくありません。

「消費者金融」と聞くとあまりいい印象がないかもしれませんが、実際はそんなことはなくむしろメリットが多いクレジットカードです。

こちらの記事では、消費者金融系クレジットカードがおすすめの理由やメリット・デメリットなどを紹介しています。

いままでクレジットカードを利用したことがない人にも読んでもらいたい内容になっているので、ぜひ最後までお付き合いください。

▼この記事のかんたんまとめ

  • 消費者金融を利用していると、基本的にクレジットカードの審査は厳しくなる
  • 消費者金融を利用していることが問題ではなく、利用内容によって審査に悪影響を及ぼす
  • 消費者金融系クレジットカード審査は独自の基準があるので、他発行元よりも通りやすい

消費者金融を利用していると信販系クレジットカード審査は厳しくなる

消費者金融を利用していると、信販系クレジットカードの審査が厳しくなるかもしれません。理由として、消費者金融から融資を受ける際の緩い審査と金利の高さが原因です。

融資を受けるとなった場合、普通なら金利の低いところに申し込みます。金利の高さは「銀行<消費者金融」なので、銀行の融資ではなく消費者金融を利用した場合、残念ながら信用を失う可能性が高くなります。

同時に消費者金融で借りると、計画性がないと思われてしまいがちです。

銀行にしろ消費者金融にしろ、借り入れをしたら返済の負担があるので、借り入れ残高によっては銀行でもクレジットカードの審査は厳しめでしょう。

消費者金融の利用は正しく使えばメリットも!どんな点に問題がある?

消費者金融を利用していると、クレジットカードの審査は不利になりがちですが、遅延や延滞なく完済をすることでクレヒス(クレジットカードとローンの利用履歴)として一定の評価が受けられます。

きちんと利用していれば信用を得られるメリットもあるので、消費者金融で借り入れをすること自体は悪いことではありません。

ただし、消費者金融を利用している人で以下の3つに当てはまる場合、クレジットカードの審査に影響がでる可能性が高いです。

借り入れ額が多い場合

貸金業には「総量規制」というものがあり、消費者金融で借り入れをおこなう際に適用されます。総量規制とは借り入れ額を制限するもので、年収の3分の1までと決められているものです。

クレジットカードのキャッシング枠にも適用されるので、仮に消費者金融から年収の3分の1の融資を受けている場合、キャッシング枠がつけられない可能性があります。

ショッピングの利用でも分割払いの際は割賦販売法(代金を2ヵ月以上、3回以上に分けて支払うこと)が適用され、消費者金融の借り入れ状況によってはショッピング枠の発行も条件付きになる可能性が高いです。

借り入れ額や利用限度額を確認し、消費者金融からすでに年収の3分の1の融資を受けている場合、クレジットカードの審査は厳しいものとなるでしょう。

返済が遅れたり滞納したことがある場合

消費者金融を利用している間に、一度でも返済が遅れたり滞納をしたことがある場合は信用情報(クレジットヒストリー)に記録されている可能性があります。

審査を申し込むと信用情報機関(CICやKSCなど)に照会されるので、クレジットカードの審査が厳しくなる原因のひとつです。

信用情報に異動情報が載っている場合

信用情報の中に「異動情報」が登録されている場合も、クレジットカードの審査が厳しくなる可能性が高いです。

異動情報は事故情報やネガティブ情報ともよばれ、延滞や遅延以外にも債務整理や強制解約などが登録されています。異動情報はすでに解決していても残り、延滞の解消や取引が終了してから5年間で削除されるものです。

信用情報はマイナスなことばかりが記録されているわけではなく、返済の遅れや滞納がなくしっかりと返済をおこなうこともプラスな情報として記録されます。

信用情報を確認した時にプラスな情報があると「計画的な返済がおこなえる人」と判断され、クレジットカードの審査に有利に働く可能性があります。

クレジットカードを申請する予定があるなら、返済はしっかりとおこないましょう。

審査に落ちても消費者金融系クレジットカードなら作れる可能性がある

信販系や銀行系など、他発行元のクレジットカードの審査に落ちても、消費者金融系クレジットカードなら作れる可能性が高いです。その理由として以下の2点を解説をします。

他発行元と異なる独自の審査基準

まずひとつ目に、他発行元と異なる「独自の審査基準」があげられます。

消費者金融は基本的にお金が足りず今欲しい方に貸し、返済の時に利息をつけて回収するのが仕事なので、利用者の大半は「お金に悩みを抱えている」人でしょう。

消費者金融という仕事の性質上、年収や属性(年齢や職業・勤務先など申込者本人の支払い能力に関する情報)にあまりとらわれない審査をおこなっていると考えられ、消費者金融系クレジットカードの審査には現在の状態が重要視されます。

クレジットカードの利用履歴がホワイトやスーパーホワイト(信用情報に情報が登録されていない状態。使ったことがないか、事故後に期間経過で情報が真っ白になる。)だと審査に不利でも、消費者金融系クレジットカードにはさほど問題はありません。

クレジットヒストリーに重きをおいていない

ふたつ目が、クレジットカードに重きをおいていないのも、審査が通る可能性を高めている要因のひとつです。

通常のクレジットカードでは、審査をする際にクレジットヒストリーが重要視されています。クレジットヒストリーを調べることで、毎月の支払いはスムーズか、過去に金融事故は起こしていないかなどが分かります。

クレジットヒストリーに情報がない場合もあり、それに該当するのは過去に一度も利用経験がない「スーパーホワイト」か、金融事故を起こして信用情報が削除されるのを待っていた「ホワイト」のどちらかです。

ホワイトの場合は金融事故を再度起こす危険性がありますが、クレジットヒストリーに情報がないと理由がわからないので、通常のクレジットカードでは審査に落ちやすくなっています。

消費者金融系クレジットカードの審査はクレジットヒストリーよりも現在の収入に重きをおいているので、過去に事故を起こしてホワイトの状態でも、収入が安定していればクレジットカードの審査が通りやすいです。

消費者金融系クレジットカードのメリット・デメリット

「消費者金融」というだけで悪いイメージを持つかもしれませんが、消費者金融系クレジットカードのメリットを知ることでそのイメージが変わるかもしれません。

メリットばかりではなくデメリットもあるので、それぞれを詳しく解説していきます。

メリット

まずは消費者金融系クレジットカードの3つのメリットから解説です。他発行元のクレジットカードにはないものもあるので、ひとつずつ見ていきましょう。

審査が早いクレジットカードが多い

審査が早いことは消費者金融系クレジットカードにおいてメリットといえます。

消費者金融独自の審査基準に乗っ取っておこなうことが早さの理由で、多くの場合は即日発行がメインです。なかには最短30分以内で発行されるものもあるので、お急ぎの人にはとても便利なサービスになっています。

キャッシング枠が充実している

キャッシング枠が充実しているのも消費者金融系クレジットカードのメリットです。

通常のクレジットカードの場合、付帯サービスになっているので使い勝手が悪いものが多いです。

消費者金融系クレジットカードはキャッシングを専門としている会社が発行しているので、キャッシング枠が充実しているだけでなく上限も高く設定されています。

海外でもキャッシングは便利なものです。利用の際に金利手数料がかかりますが、両替所の手数料よりも割安なのでとてもお得です。

周りにバレにくい

消費者金融系クレジットカードを使っていることが、周りにバレにくいのもメリットのひとつです。

家族や友人、利用するお店などに消費者金融を利用しているとバレたくないと思う人もいるでしょう。

カードのデザインはシンプルなものが多く、消費者金融系のクレジットカードだとはまず分かりません。明細も郵便物の発送をゼロにすることもできるので、家族にバレる心配がないので安心です。

デメリット

次に消費者金融系クレジットカードのデメリットを紹介します。以下の3つがあげられ、他発行元のクレジットカードと比べると不便な面が多くなっています。

国際ブランドが選べないことが多い

国際ブランドが選べないことが多いのはデメリットのひとつです。

国際ブランドとはVISAやJCB・Mastercardといった国際的に流通しているブランドを指し、通常のクレジットカードでは2つ以上の中から選ぶことができます。

消費者金融系クレジットカードでは国際ブランドがひとつしかないことが多く、選ぶことができません。お店によっては利用できる国際ブランドが決まっているので、対応していないお店では使えない点に注意しましょう。

還元率が低いものが多い

クレジットカードを利用した際の還元率が低いのもデメリットです。

通常のクレジットカードは利用額に応じてポイントが還元され、還元率は低くても1.0%〜というところが多くなっています。

消費者金融系クレジットカードでも還元されますが、0.25%〜0.5%と低くなっているところがほとんどです。ないよりはマシかも知れませんが、魅力が少ない点は覚えておきましょう。

付帯する保険がないものが多い

付帯する保険がないのも、消費者金融系クレジットカードのデメリットといえます。

通常のクレジットカードには、ショッピングや海外旅行で使える傷害保険などが付帯されている場合が多く、万が一にも安心した対応が可能です。

消費者金融系クレジットカードにはそういった保険がないことが多く、ショッピングや海外旅行をする際には大きな不安といえます。

消費者金融系クレジットカードがおすすめな人とは

消費者金融系クレジットカードを発行する際、以下の3つに当てはまる人は特におすすめです。

信販系など他発行元のクレジットカード審査に落ちた人

信販系や銀行系など、他発行元のクレジットカードで審査に落ちている人は、消費者金融系クレジットカードがおすすめです。

複数社に申し込んでも審査に通りやすいわけではなく、審査に落ちたという情報も信用情報に残ります。情報が消えるのに半年ほどかかるので、その間は待つことが賢明な判断でしょう。

消費者金融系クレジットカードなら審査基準が独自なので、他発行元の審査で落ちても通る可能性が高いです。

30代過ぎではじめてクレジットカードを作る人

30代を過ぎてはじめてクレジットカードを作る人も、消費者金融系クレジットカードがおすすめです。

他発行元のクレジットカード会社の場合はクレジットヒストリーを重視するところが多いので、利用履歴がないと審査が厳しくなります。

消費者金融系クレジットカードなら、ホワイトな状態でも支払い能力があれば審査は通りやすく、毎月の返済もしっかりおこなうことで実績作りにも最適です。

実績を作ることで、他発行元クレジットカードの審査にも通りやすくなるのはメリットといえます。

今すぐにクレジットカードが欲しい人

今すぐにでもクレジットカードが欲しい人にもおすすめです。

信販系のクレジットカードは、申し込みから発行にかかる期間は1〜2週間といわれており、カード会社や混雑具合によって大きく変わる可能性もあります。

消費者金融系クレジットカードは申込みから審査までとてもスピーディで、最短30分で利用可能です。出費がかさんで手持ちが厳しい人や、急な海外出張でクレジットカードが必要な人にはおすすめの一枚といえます。

消費者金融系クレジットカードに関するQ&A

ここからは、消費者金融系クレジットカードに関する質問とその回答を紹介します。

Q:消費者金融系クレジットカードは必ず審査が通る?

消費者金融系クレジットカードは他発行元よりも審査が通りやすいだけで、必ず通るわけではありません。

独自の審査基準を設けているとはいえ、クレジットヒストリーの状態が悪かったりほかでの借り入れ額や収入など、様々な要因によって落ちることもあるので注意が必要です。

Q:審査に落ちた場合、何が原因なのか教えてもらえる?

消費者金融系クレジットカードでも、審査に落ちた原因は教えてもらえません。

審査基準は非公開となっており「総合的な判断に基づいて審査を行った結果」なので、通常のクレジットカードと同様に答えてはもらえないのです。

まとめ

消費者金融を利用することでクレジットカードの審査は厳しくなりますが、しっかりと返済をおこなっていれば一定の評価を得られます。

消費者金融の利用が悪いわけではなく、借り入れ額や返済が滞ること、信用情報にネガティブな情報が登録されていることが原因です。消費者金融系クレジットカードは独自の審査基準を設けているので、通常のクレジットカードの審査に落ちた人でも通る可能性があります。

審査の早さやキャッシング枠が充実しているのはメリットですが、還元率の低さや付帯サービスが少ないのはデメリットです。

それでも、30代過ぎではじめてクレジットカードを持つ人やクレジットヒストリーがホワイトの人には、消費者金融系クレジットカードはおすすめの一枚といえるでしょう。

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