クレジットカードの国際ブランドとして、VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯の7種類が認知されています。
7つのブランドにはそれぞれに特徴があることをご存知でしょうか?
この記事では、国際ブランド7つの特徴を比較し、おすすめのクレジットカードをご紹介していきます。自分のライフスタイルや目的に合ったクレジットカードを選べば、より豊かな日常生活を送ることができるかもしれません。
クレジットカードを作りたいけどブランドをどのように選べばよいか悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
▼この記事のかんたんなまとめ
- クレジットカードの国際ブランドの特徴の一つは加盟店数。
- クレジットカードの国際ブランドの選び方は利便性。
- クレジットカードの国際ブランドは必要に応じて複数枚持ったほうがよい。
クレジットカードの国際ブランドとは?
国際ブランドは、クレジットカードの加盟店とクレジットカードを発行する会社を結びつけて、国際的な決済ネットワークを構築しています。そのため、世界中で同じクレジットカードを使用することが可能です。
また、国際ブランドとして利用率の高いVISAであれば、世界中の200万以上のATMでキャッシュが引き出せます。
以下ではクレジットカードの国際ブランドについてわかりやすく解説していきます。
クレジットカードの国際ブランドは7種類
クレジットカードの国際ブランドには以下の7種類があります。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
- Discover
- 銀聯
上記7種類の国際ブランドには、独自の加盟店ネットワークがあります。
クレジットカードの国際ブランドを選ぶ際は、利用目的やライフスタイルに合ったブランドを選ぶことが大切です。
例えば、年会費無料のカードが欲しい人や海外旅行が多い人には、VISAやMastercardをおすすめします。ステータスの高いカードが欲しい人には、American ExpressやDiners Clubがおすすめです。
どの国際ブランドを選べばよいか悩んでいる方は、世界一の加盟店数を持つVisaブランドを選んでおけば間違いがないでしょう。
クレジットカードの国際ブランドのメリット
クレジットカードの国際ブランドには、以下のようなメリットがあります。
- 加盟店が多く、世界中のお店で利用できる
- 様々な特典やサービスを利用できる
- クレジットカードの紛失や盗難の際に、補償してくれる
- ・安全性や利便性が高い
各クレジットカード会社の特徴
クレジットカードの国際ブランドには、それぞれ独自の特徴があります。国際ブランドの特徴をご紹介していきます。
国際ブランドカード会社の種類 | 特徴 | 発行国 |
VISA | 世界トップクラスの利用者数を誇る | アメリカ |
Mastercard | ヨーロッパの各国の加盟店が多く見られる | アメリカ |
JCB | 日本の国際ブランドなので国内優位 | 日本 |
American Express | ステータスが高く質の高いサービスを受けられる | アメリカ |
Diners Club | 最低年会費2万円〜だがエンタメ系の優待が期待できる | アメリカ |
Discover | 日本では発行できない | 中国 |
銀聯 | 中国シェアが圧倒的 | アメリカ |
VISAの特徴
- 世界で最も多くの加盟店を持つ
- 年会費無料のカードが多い
- 幅広い種類のカードが用意されている
- 優待サービスが充実している
- セキュリティが高い
VISAカードは世界で最も多くの加盟店を持つカードブランドです。そのため、VISAカードは世界中の多くの店舗で利用でき、旅行や買い物など様々な場面で便利です。さらに、年会費無料のカードが多く存在し、利用者にとって経済的です。
VISAカードには、個人や法人向けを含む幅広い種類のカードが用意されており、個々のニーズに合わせた選択が可能です。また、VISAカードは優待サービスも充実しており、特別な割引や特典を受けられます。ホテルのアップグレードや航空会社のラウンジ利用などがその一例です。
さらに、VISAカードは高いセキュリティ基準を持っており、不正利用の監視や保護策がしっかりと実施されています。暗号化技術やカード保護機能などが組み込まれており、安心して利用できます。VISAカードは世界的な信頼性と利便性、多彩な特典、高いセキュリティを備えた優れたカードブランドです。
Mastercardの特徴
- VISAに次いで、世界で2番目に多くの加盟店を持つ
- 年会費無料のカードが多い
- 幅広い種類のカードが用意されている
- 優待サービスが充実している
- セキュリティが高い
Mastercardは世界中でVISAの次に広く受け入れられており、多くの加盟店で利用可能です。また、Mastercardには年会費無料のカードが多く存在するため、経済的です。
さらに、Mastercardは個人や法人向けに適したカードを選べます。Mastercardは、ホテルの特典やショッピングでの割引など、優待サービスも充実しています。
セキュリティも高く、不正利用の監視や保護策が強化されています。MastercardはVISA同様に、世界的な信頼性、広い利便性、多彩な特典、高いセキュリティを備えた優れたカードブランドです。
JCBの特徴
- 日本国内で最も多くの加盟店を持つ
- 海外でも利用できる加盟店が増えている
- 年会費無料のカードが多い
- 幅広い種類のカードが用意されている
- 優待サービスが充実している
- セキュリティが高い
JCBは日本が誇る国際ブランドです。日本国内ではVISAやMastercardよりも多い加盟店を持っています。日本国内だけでなく、海外でも利用できる加盟店が増えているため、海外旅行や出張でも心配不要です。
幅広い種類のカードには年会費無料のものも多く、初心者でも気軽に申し込めます。そのため、自分自身のライフスタイルや目的に合ったカードを見つけられるでしょう。
ポイントやマイルを貯めるのにも便利で、優待サービスも充実しているためお得に利用できます。また、セキュリティも高いので安心です。
American Expressの特徴
- ステータスが高い
- 年会費が高い
- 優待サービスが充実している
- 海外旅行に便利
American Expressは、会員に富裕層が多くステータスの高いクレジットカードとして知られています。年会費が高いカードが多いですが、他のブランドよりも優待サービスが充実していて、特に海外旅行に便利なカードです。
Diners Clubの特徴
- ステータスが高い
- 年会費が高い
- 優待サービスが充実している
- 海外旅行に便利
Diners Clubは、アメリカ発祥の国際ブランドです。American Expressと同様にステータスの高い国際ブランドとして知られています。年会費は高めですが、その分優れたサービスや特典が充実しています。
高級店やホテルで特典や優待を受けたり、プレミアムラウンジの利用や特別イベントへの招待などもあります。さらに、Diners Clubは海外での保険や緊急サポートも提供しているので、安心して海外旅行を楽しめます。
Discoverの特徴
- ポイント還元率が高い
- 年会費無料のカードが多い
- 優待サービスが充実している
- セキュリティが高い
Discoverは、1986年に創設された比較的新しい会社です。アメリカを中心に展開され、現在ではアメリカで5番目に大きなクレジットカード会社となっています。
キャッシュバックプログラムが充実しており、利用金額に応じて現金や特典を還元してくれます。なかでも、Discover It® Cash Backカードは、すべての買い物で2%のポイントが貯まります。また、利用に応じた特典や割引も多いです。
特にオンラインショッピングにおいては、多くのウェブサイトで利用できる特別なオファーがあります。また、クレジットスコアの監視や詳細なカード利用の分析を提供するなど、顧客向けのツールやサービスも充実しています。
セキュリティ面でも高い水準を保っており、不正利用の監視や保護策が整備されているので安心です。さらに、他のカードブランドとの提携も行っており、世界中の加盟店で利用できます。Discoverは使いやすさ、特典、セキュリティの面でアメリカの消費者に人気のあるカードブランドです。
銀聯の特徴
- 中国国内ではシェアが非常に高い
- 海外でも利用できる加盟店が増えている
- 年会費が安いカードが多い
- 優待サービスが充実している
- セキュリティが高い
銀聯は(ぎんれん、UnionPay)は、中国で発行されているデビットカードおよびクレジットカードのブランドです。中国国内では90%以上のシェアを誇っています。
また、中国以外の国でも多くの加盟店を持っているので、中国でのショッピングや旅行はもちろん、海外でも安心して利用できます。銀聯カードは中国の消費者向けに特化した機能を提供しており、QRコード決済やモバイル決済などの便利なオプションがあります。
セキュリティにも配慮し、暗号化技術や不正利用対策を強化しています。銀聯は、中国国内でクレジットカードを利用したい人や、海外旅行や出張で中国を訪れる人におすすめです。
国際ブランドであるクレジットカード会社の選び方
クレジットカードの国際ブランドは、クレジットカード利用に対する安全性や利便性、付帯サービスなどを向上させ、利用者の満足度を上げるための努力を日々行っています。利用目的やライフスタイルに合った国際ブランドを選ぶことで、生活がより便利になり、得をすることが増えるかもしれません。
ここでは、クレジットカードの国際ブランドの選び方について詳しく解説します。
クレジットカードの国際ブランドを選ぶ際には、以下のような点に注意してください。
利用シーン
海外旅行や出張での利用が多い場合は、VisaやMastercard、American Express、銀聯カードなどの国際ブランドがおすすめです。
国内で主に利用する場合は、JCBやVisa、Mastercard 、American Expressなどの国際ブランドでしょう。
年会費
年会費無料のカードや、年会費が安いカードを探している場合は、VisaやMastercardなどの国際ブランドがおすすめです。
年会費が高いカードでも、特典やサービスが充実している場合は、検討してみるのもよいでしょう。
付帯サービス
海外旅行傷害保険や空港ラウンジ利用サービスなど、付帯サービスが充実しているカードを探している場合は、VisaやMastercard、American Expressなどの国際ブランドがおすすめです。
2枚持つ場合
「日本国内で最も多くの加盟店を持つJCBカード」と紹介しましたが、国内でJCBが使えない有名店もあります。そのため、VisaやMastercardなど他の国際ブランドのカードを持っていると、なお安心です。
国際ブランドのおすすめクレジットカード
クレジットカードは、日常生活を送るうえで欠かせないアイテムとなっています。以下では、おすすめの国際ブランドのクレジットカードをご紹介します。以下のポイントを参考にして、自分に合ったクレジットカードを選んでください。
- 年会費
- ポイントやマイル
- 付帯サービス
- 審査難易度
年会費無料のクレジットカード
クレジットカードによって、それぞれ必要な年会費が定められています。年会費無料のクレジットカードもあれば、年会費が数万円かかるクレジットカードもあります。
年会費無料のクレジットカードは、あまりクレジットカードを使わない人やお金をかけたくない人におすすめです。
ポイントやマイルが貯まるクレジットカード
クレジットカードの利用金額に応じて、ポイントやマイルが貯まるサービスを提供するものもあります。
ポイントやマイルの還元率はクレジットカードによって異なりますが、還元率が高いクレジットカードを利用すれば、お得に買い物や旅行ができます。また、貯まったポイントやマイルは商品券やギフト券、ホテル宿泊券などに交換できるのでおすすめです。
付帯サービスが充実したクレジットカード
クレジットカードには、海外旅行傷害保険や空港ラウンジ利用サービスなど、様々な付帯サービスがあります。特に海外旅行や出張が多い人におすすめできる、充実したサービスが特徴のクレジットカードは以下の3種類です。
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は年会費無料で、さらに最大7.0%と高いポイント還元率を誇ります。カード利用で貯まるポイントは「Vポイント」に交換でき、VポイントはJALやANAのマイルに交換可能です。
セブンーイレブン、ローソン、マクドナルド、すき家、サイゼリヤ、ガスト、ドトールコーヒーなど、普段からコンビニや飲食店の支払いで利用して、ポイントをどんどん貯めましょう。また、無料保険が付帯しているのでお得です。
【三井住友カード(NL)の基本情報】
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5〜7.0% |
付帯保険 | 最高2,000万円の海外旅行傷害保険 (カード入会後に、希望に応じて旅行傷害保険を他の好きな保険に切り替えられます。) |
申し込み対象 | 18歳以上(高校生除く) |
ポイントの使い方 | 楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなど |
ポイントアップ対象 | セブンーイレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドでの利用でポイント還元率2.5% (タッチ決済の利用でポイント還元率5%) ・対象店舗から自分で選んだ店舗での利用でポイント還元率1.0% |
発行日数 | 最短5分(カード発行は最短翌営業日) |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
JCBカードW
JCBカードは日本国内唯一の国際ブランドのカードです。国内での利用がメインの方におすすめできます。
特にJCBカードWは、年会費無料でポイント還元率が1.0%と高いのが特徴です。また、AmazonやYahoo!ショッピングなどのネットショッピングでポイントが2倍になるので、インターネットでよく買いものをする方におすすめです。
また、JCBカードWは、JCB優待店で利用するとポイント還元率が最大10倍にまでアップします。優待店では、通常のJCBカードのポイント還元率が0.5%のところ、JCBカードWは、Amazonで4倍、セブンーイレブンで3倍、スターバックスはオンライン・オートチャージで11倍にまでアップします。
ただし、JCBカードWは18歳〜39歳までの年齢制限があるので注意が必要です。39歳までに入会すれば、40歳以降の年会費も永年無料になるので、早めに検討することをおすすめします。
【JCB カード Wの基本情報】
年会費 | 永年無料 |
申し込み対象 | 18歳以上39歳以下(高校生除く) |
ポイント還元率 | 通常1.0% |
ポイントの使い方 | カードの支払い、Amazon、ANAマイルなど |
ポイントアップ対象 | JCBオリジナルシリーズパートナー店での利用でポイント2〜11倍 |
発行日数 | 最短3営業日 |
国際ブランド | JCB |
サービスなど | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円 ショッピングカード保険:最高100万円(海外) |
電子マネー/スマホ決済など | QUICPay、Apple Pay、Google Pay |
追加カード | ETC、家族カード |
楽天カード
楽天カードは、楽天サービスでのポイント還元率が高いのが特徴です。例えば、楽天市場の支払いに楽天カードを使用した場合、通常ポイント+2%の合計3%ポイントが還元されます。
また、楽天カードで貯めたポイントは、楽天市場はもちろん、楽天ポイントカードの加盟店など、全国各地の様々な店舗で利用可能です。さらに、1ポイント=1円としてカード利用料の支払いにも利用できます。利用、そのため、楽天ユーザーにおすすめできるクレジットカードです。
楽天カードの国際ブランドは、Visa、Mastercard、JCB、American Expressから選べます。American Expressは年会費が高い国際ブランドとして知られていますが、楽天カードでは、American Expressでも年会費無料で利用できます。American Expressを国際ブランドで選びたい方にも楽天カードをおすすめします。
【楽天カードの基本情報】
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1%還元(100円につき1ポイント) |
サービス・保険 | ETCカード、家族カード カード盗難保険、海外旅行保険 |
ご利用可能額 | 最高100万円 |
SPUポイント特典 | 楽天カード特典分+1倍 |
国際ブランド | Visa Mastercard JCB American Express |
付帯機能 | 楽天ポイントあり、楽天Edy 選択可能 |
まとめ:クレジットカードのおすすめ国際ブランド
クレジットカードの国際ブランドには、それぞれ特徴があります。カードの利用範囲や特典、優待サービス、セキュリティ対策に加え、必要な年会費や利息率を比較検討し、自分にとって最も有益なクレジットカードを選ぶことが大切です。
また、信頼性やカスタマーサポートも重要な要素です。信頼できるカード発行会社や良好なカスタマーサービスを提供するカードブランドを選ぶことで、トラブル時にも安心して利用できます。数枚のクレジットカードを保有して、シーンによって使い分けをすることも有効な手段です。
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