NISAにおすすめの証券会社ランキング10選!

NISAとは、少額投資非課税制度のことであり、「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類があります。

近年では、NISAなどを活用した投資に注目が集まっているため、投資を始めてみようと思ったけれど「NISAの利用はどの証券会社がよいのか」と疑問をお持ちの方は多いでしょう。

NISA口座は1人1口座までと定められているため、証券会社選びは非常に重要です。本記事ではNISAの制度や証券会社の選び方、おすすめランキングを紹介します。

NISAの制度について理解し、各証券会社の特徴を踏まえたうえで自分に合った証券会社を探してみましょう。

▼この記事のかんたんまとめ

  • NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA」があり、非課税期間・金額が異なる。
  • NISA口座を作成する証券会社は、商品数・最低積立金額・積み立て頻度・ポイント還元・手数料、5つの要素をもとに選ぼう。
  • おすすめの証券会社は、「SBI証券」「楽天証券」「auカブコム証券」の3社。

NISAの制度とは

NISAとは、少額投資非課税制度のことであり、少額で行う長期投資・積立投資・分散投資を支援するための制度です。

以下は一般NISAとつみたてNISAの違いを表にまとめたものです。

一般NISAつみたてNISA
非課税期間5年間20年間
非課税額年間の上限120万円5年間で合計600万円年間の上限40万円20年間で合計800万円
対象商品個別株式・ETF・投資信託投資信託・ETF
投資の方法一括投資または積立投資積立投資のみ
投資できる期間2023年まで2042年まで

一般NISAとつみたてNISAは、証券会社で「NISA口座」の開設が必要です。

通常であれば株式の取引を行った場合に得た売却益、会社から分配される配当金には所得税15%と住民税5%がかかるため、利益として得た金額から20%が引かれることになります。さらに復興特別税として0.315%が加算されるため、合計で20.315%の税金が引かれます。

しかし、NISAの制度を利用すると20.315%の課税が免除されて、すべてを利益として受けることが可能です。

一般NISAであれば年間120万円まで、つみたてNISAであれば年間40万円までは非課税で利益を得られます。

そのほか、投資期間や投資可能商品の違いがあるため、「一般NISAに向いている人」「つみたてNISAに向いている人」に分けて解説していきます。

一般NISAに向いている人

一般NISAに向いている人は、以下のような方です。

  • 個別株式に投資したい
  • 積立ではなく一括投資がしたい
  • 一年間の投資での利益が40万円を超える

一般NSIAはつみたてNISAとは異なり、個別株に投資できる点が魅力的です。個別株以外の投資信託やETFも利用できるため、投資方法を柔軟に選択できます。

さらに投資するタイミングを自分で判断できる方は、一括投資ができる一般NISAが向いています。取引量が多く、一年間で得る利益が40万円を超える場合は、非課税額が120万円である一般NISAがおすすめです。

つみたてNISAに向いている人

一般NISAよりもつみたてNISAに向いている人は、以下のような方です。

  • 一年間の投資での利益が40万円以下
  • コツコツ長期投資したい
  • 株にあまり詳しくない

つみたてNISAは、非課税額が一年間で40万円までと設定されているため、少額で投資を行う方に向いています。

短期で利益を得ようとする投資スタイルではなく、長期的に保有して利益を得たい方には、非課税期間が20年間であるつみたてNISAがおすすめです。

つみたてNISAは、決まった日に自動で積立方式の投資を行うため、株価を気にしなくてよいです。

こまめに株価を確認する必要がないため、毎日忙しくて株価を見ている時間がないという方にも向いています。長期運用であることから、複利効果を活用することも可能です。

また、つみたてNISAは株に関する知識が少なく、「とりあえず投資を始めてみたい」と思っている方におすすめします。

つみたてNISAでは金融庁が選んだETFや投資信託から選び、積立投資を行います。金融庁が選んだ商品なので、初心者の方でも手を出しやすいような安全な商品がほとんどです。

つみたてNISAの対象銘柄は、金融庁の公式サイトに掲載されている以下のページをご覧ください。

つみたてNISAの対象商品 : 金融庁

一般NISAとつみたてNISAの特徴を理解したうえで、自分の投資スタイルに合った方を選びましょう。

NISAにおすすめの証券会社の選び方

つみたてNISAや一般NISAを利用する際に、おすすめの証券会社の選び方を紹介します。

選ぶ際のポイントとしては、以下のようなものがあります。

  • 商品の種類が多いか
  • 積立金額の低さ
  • 積み立てる頻度
  • お得につみたてNISAができるか
  • 取引手数料が低いか

それぞれのポイントについて解説していきますので、NISAを利用する証券会社を選ぶ際の参考にしてみてください。

ネットと銀行の商品数比較表

NISA口座を利用する証券会社を選ぶ際には、商品の種類をチェックしておきましょう。

つみたてNISAの対象商品は、金融庁が選んだ合計240本のうち、一部が証券会社で扱われており、取扱い商品数は証券会社によって異なります。

一般NSIAであれば個別株式にも投資ができますが、つみたてNISAの場合には投資信託とETFの2つだけです。

もし取扱い商品数の少ない証券会社を選んだ場合には「買いたかった商品が買えなかった」となり、ほかの口座を新たに開設するなどの手間がかかってしまいます。そのため、取扱い商品の数が多い証券会社を選ぶことがおすすめです。

ネット証券銀行
SBI証券197本ゆうちょ銀行12本
松井証券190本りそな銀行8本
楽天証券192本三井住友銀行4本
マネックス証券169本三菱UFJ銀行12本

上記の表からもわかるように、つみたてNISAで利用可能な商品数は銀行よりもネット証券の方が圧倒的に多いため、ネット証券の利用をおすすめします。

積立金額の低さ

つみたてNISAは、その名の通り積立投資を行う投資方法です。

毎月コツコツ積み立てていく際に、収入の減少や支出の増加などにより、今まで通りの金額で積み立てができなくなることがあったり、投資にいきなり大金を使えなくて「少額から始めたい」といった方もいるでしょう。

このような場合、金額は減りますが最低積立金額が低いことで、投資を定期的に続けられます。一度やめてしまうと、次に投資を再開するのが億劫になる可能性も考えられます。

コツコツ続けることで習慣化していくものですので、少額でも継続的に行うことが大切です。そのため、積立金額が低い証券会社を選んでおく方が安心して長期的に利用できるでしょう。

最低積立金額は、銀行などの金融機関よりもネット証券の方が安い場合が多いです。多くのネット証券では100円からの積立投資が可能となっているため、少額から投資を始めたい方や少額投資に変更したい方におすすめです。

積み立てる頻度

積み立てる頻度が多く設定されており、自分に合った積み立て頻度を選べる証券会社がおすすめです。

積み立てる頻度は、多くの証券会社で「毎月」に設定されている場合が多いです。例えば10月20日の次は11月20日に積み立てするといった形がほとんどです。

しかし、近年では「毎日」「毎週」など積み立てる頻度を細かく設定できることもあります。

積み立て頻度が豊富に用意されているのは、ネット証券で多くなっています。少額の積立金額から利用でき、積み立て頻度も細かく選べるネット証券は非常に便利です。

毎日や毎週で積み立てを行うメリットとしては、取引タイミングがより細かく分けられるため、高値掴みを減らすことが可能な点です。毎月の積み立てであれば、1か月間の価格変動が大きく高値でばかり買ってしまうデメリットも考えられます。

このようなデメリットを避けたい方は、積み立て頻度が細かく設定されている証券会社を選びましょう。

お得につみたてNISAができるか

つみたてNISAをお得に利用できるかということも、チェックしておきたいポイントです。「お得に」というのは、つみたて投資を行う際にポイントなどで還元があるかということです。

近年では、つみたてNISAをする際に、投資信託で所有している金額に応じてポイントの付与があったり、所有しているポイントを積立投資に回せたりするサービスが増えています。

ネット証券銀行
SBI証券・投資信託の保有金額0.1%~0.25%(ポイントの種類や保有金額によって異なる)
・クレジットカード積立で最大5%のポイント還元
ゆうちょ銀行なし
松井証券・信託報酬の一部を還元する(還元率は最大0.85%)りそな銀行・1万円購入ごとに3ポイント
・保有金額に応じて毎月20ポイントor50ポイント還元
楽天証券・月末時点での残高が初めての基準額に達すると10~500ポイントが付与される
・クレジットカード積立で決済額の0.5%~1.0%の還元
三井住友銀行・投資信託の購入1万円につき15ポイント還元
マネックス証券・投資信託の保有金額に応じて最大0.08%のポイント還元
・クレジットカード積立で最大1.1%還元
三菱UFJ銀行・投資信託保有金額が50万円以上で毎月50ポイント還元
・1万円の積み立てごとに30ポイント付与

表を見ていただくと、銀行ではポイント還元を行っていないところも多く、ネット証券の方がポイント還元がよいことがわかります。三菱UFJ銀行は、銀行の中では還元率がよいためおすすめです。

各証券会社によって、扱っているポイントや還元率などが異なるため、自分が利用しているポイントが還元されるか確認しておきましょう。

また、還元されたポイントを再度投資に回せるかをチェックしておくことで、複利運用もできるためおすすめです。

手数料が低いか

取引手数料は一部を除き、多くの証券会社で無料となっています。そのため、特に気にする必要がありません。

取引手数料は気にする必要がありませんが、信託報酬は確認しておくことが必要です。

信託報酬とは、投資信託の商品の運用や管理に必要な手数料のことです。信託報酬は投資信託の商品ごとに異なっており、その商品を保有している間は常にかかる手数料になります。

そのため、長期的に運用するつみたてNISAでは手数料の額が膨大になる可能性があります。

つみたてNISAを利用する前に、信託報酬に関しては必ず確認しておくことがおすすめです。

NISAにおすすめの証券会社10選

つみたてNISAや一般NISAで選べる銘柄は、証券会社によって異なります。取扱商品が少ない証券会社を選ぶと選択の幅が狭くなり、投資したい商品に投資できないことになるでしょう。

そのほか、「NISAにおすすめの証券会社の選び方」で紹介したように、ポイント還元率・積み立て頻度・最低積立金額などは証券会社によって異なります。

証券会社選びに失敗しないためにも、NISAにおすすめの証券会社10選を紹介します。NISA口座を開設する証券会社選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

簡易比較表

ランキング1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位
証券会社名SBI証券楽天証券auカブコム証券松井証券マネックス証券GMOクリック証券SMBC日興証券岡三オンライン証券DMM株野村証券
取引手数料無料無料無料無料無料無料137円~(取引金額による)無料無料2,860円~
投資信託の本数約2650本約2650本約1650本約1700本約1350本約130本約1100本約650本なし(一般NISAのみ)約1170本
IPO取扱い89社65社23社55社61社0社47社38社12社21社
つみたてNISAで貯まるポイント・Vポイント
・Tポイント
・dポイント
・Pontaポイント
・楽天ポイント・Pontaポイント・松井証券ポイント・楽天ポイントなし・dポイント・dポイント・DMM株ポイントなし
最低積立金額100円100円100円100円100円100円1,000円100円積立なし1,000円
積み立て頻度の選択肢・毎日
・毎週
・毎月
・毎日
・毎月
・毎月・毎月・毎日
・毎月
・毎月・毎月・毎月積立なし・毎月

SBI証券

SBI証券は口座開設数と顧客満足度が最もよい証券会社であり、他の証券会社と比較しても突出した証券会社です。

国内株式はもちろんですが、投資信託や外国株式など多くの商品がNISAの対象となっています。

特に外国株式の取扱は、ネット証券で最も多く9か国の商品を取り扱っています。米国や中国以外のASEAN各国・ロシア・韓国などの株式に投資したい方におすすめです。

積立金額は最低100円から利用できるうえ、ほかの証券会社と比較して積み立て頻度の設定が多く用意されており、毎日・毎週・毎月から選択できます。また、89社と多くのIPOの取扱いを行っており、IPOに投資したい方にもおすすめです。

しかし、SBI証券は人気で口座開設数も多いため、IPOの抽選に当たる確率が低いというデメリットがあります。

SBI証券でつみたてNISAをすると貯まるポイントとして、Vポイント・Tポイント・Pontaポイント・dポイントと4つのポイントがあります。これら4つのポイントに対応しているため、自分が普段から貯めているポイントがつみたてNISAでさらに貯まるのは嬉しい点です。

さらに、ポイント還元率も他の証券会社よりも多く、クレジットカード積立では最大5.0%の還元があります。(三井住友プラチナプリファードの場合)投資信託に預けている金額に応じて、毎月ポイントの獲得が可能です。

保有金額が1,000万円以上であれば、毎月0.2%または0.25%ものポイント還元を受けられます。

投資での利益に加えて、ポイント還元でも利益を得られることがメリットです。獲得したポイントを投資に回すことも可能であり、非常に使い勝手のよい証券会社です。

楽天証券

楽天証券は、1位のSBI証券と合わせて2大ネット証券と言われているほど人気のある証券会社です。

投資信託の数は約2650本とSBI証券にも引けを取らない数です。積立金額も100円から可能ですが、積み立て頻度ではSBI証券に劣っていて「毎月」または「毎日」のどちらかしか選べません。

楽天証券もIPOの取り扱いを行っており、完全抽選方式のため、IPO投資をしたい方にもおすすめできます。

楽天証券では楽天ポイントしか貯めることができませんが、楽天ポイントは使い勝手がよいです。楽天市場での買いものや、クレジットカードの支払い額に充てられるなどの使い道があり、ポイントを投資に回すことも可能です。

楽天ポイントは、クレジットカード積立や投資信託の保有金額に応じて獲得できます。しかし、残念な点として投資信託の保有金額に応じたポイントは、保有金額が一定額に達した場合に一度だけもらえるという制度です。

楽天証券は、クレジットカード積立以外の方法として、他の証券会社にはない楽天キャッシュからの積立が可能です。

これにより、クレジットカード積立と楽天キャッシュの併用ができるため、0.5%(カードの種類による。楽天キャッシュは0.5%固定)の還元を受けつつ、月に10万円の積み立てができます。

また、楽天証券が提供している「MARKET SPEED」というPC向けツールや「iSPEED」というスマホアプリは使い勝手がよいと評判です。ツールの利便性はSBI証券に劣らぬ人気ぶりで、多くの投資家が支持しています。

auカブコム証券

auカブコム証券は、投資信託の本数やIPOの取扱数がSBI証券や楽天証券に劣りますが、サービスが充実している証券会社です。株主優待に関する情報や、電話での相談受付など顧客に寄り添ったサービスが評判になっています。

auカブコム証券の取引で貯まるポイントは、Pontaポイントです。Pontaポイントは加盟店で利用できたり、ローソンでお得に商品と引き換えができるお得なポイントです。

auPAYカードでのクレジットカード積立を行うと、1%のポイント還元が受けられます。月間平均保有金額に応じて、通常銘柄の場合には最大0.24%(年率)の還元率でポイントを受け取れます。

また、auカブコム証券には「NISA割」というサービスが用意されています。これは、NISA口座の継続年数に応じて株式の取引手数料が最大5%割引になる制度です。

たとえば、NISA口座の開設から4年経過していれば、株式の取引手数料が4%引きになります。すでに個別株の取引を行っている方や、将来的に個別株への投資も考えている方にとって嬉しい制度です。

松井証券

松井証券は、日本国内で初めてネット上での株式取引をスタートした証券会社です。松井証券自体は古くからあり、100年以上の歴史を誇ります。株主優待で暮らしている桐谷さんが利用している証券会社であり、知名度も高いです。

松井証券では、信託報酬の一部を「松井証券ポイント」として最大0.85%の還元を受けられます。

松井証券ポイントとして受け取る場合より還元率は下がりますが、現金としても受け取れる点が特徴的です。松井証券ポイントは、投資信託に使えたりdポイント・PayPayポイントなどへの変換も可能です。

取引手数料が無料であり、買い付け・売却時ともに手数料がかかりません。サポートの充実度も高く、対面での証券会社をしていた老舗であることから、顧客対応のレベルが高いと評判です。

HDI-Japanの「問い合わせ窓口格付け(証券業界)」で3つ星を12年連続で獲得していることからも、高品質なサポートであることがわかります。

また、動画で学べる最新オンラインセミナーやマーケット開設が行われており、投資初心者に向けた情報提供が十分に行われています。

マネックス証券

マネックス証券の特徴は、米国株の豊富さとIPOの抽選方法です。

マネックス証券は、日本国内の証券会社の中では最も米国株式の取り扱いが多く4,000本以上を取り扱っています。米国だけではなく、中国株式のほぼ全銘柄にも対応しています。

NISA口座であれば、外国株式の買い付けにおける手数料は全額キャッシュバックされるため、実質無料で利用できる点が強みです。

IPOの取扱数は上位の証券会社に劣らない数であり、IPOの抽選は1人1票の完全平等抽選で行われます。資産量などに左右されずIPO獲得の権利を得られる可能性が上がるため、誰にでもおすすめできる証券会社です。

マネックス証券は、米国株や中国株などの情報を、マーケット情報メディアである「マネクリ」で入手できます。米国や中国などの情報は手に入れづらいですが、マネックス証券を利用していれば簡単に情報を見つけられます。

このように、マネックス証券は外国株に特化しているため、NISA口座として以外でも利用する価値のある証券会社です。

GMOクリック証券

GMOクリック証券は、サービス開始が2006年からと比較的新しいネット証券です。

GMOクリック証券では、ネット証券の中では珍しくポイントが貯まらない点がデメリットになります。

取扱商品数が少ないことや、つみたてNISAの利用ができない点がデメリットになりますが、一般NISAで国内株式を扱うには問題ありません。主に国内株式の現物取引を行う方には非常におすすめできる証券会社です。

日本株の現物取引手数料が、他の大手証券会社と比較しても安いということがメリットです。

100万円までの取引手数料で比較すると、楽天証券やSBI証券では535円のところ、460円となっています。5万円までや50万円までなど、他の価格帯で見ても大手証券会社よりも安いです。

取引ツールは、本格的な「スーパーはっちゅう君」と、スペースを取らない簡易的な「はっちゅう君」の2つがあり、使い分けが可能です。

SMBC日興証券

SMBC日興証券は、日本3大証券会社の1つです。SMBC日興証券の魅力的な点は、1株から購入できる「キンカブ」というサービスがあることです。

株価がいくらであっても100円から購入することができるため、少額からの積み立てに向いています。キンカブはNISAでも利用可能であり、NISAの非課税枠を100円単位で調整できるため非課税枠を使い切れます。

SMBC日興証券では、dポイントを貯められます。毎月の積立金額10,000円ごとに3ポイントずつの獲得が可能です。

そのほかには「日興フロッギー」という、様々な企業を紹介している記事を読むことでdポイントを獲得できます。投資する企業を選ぶついでにdポイントを貯められるのは、大きなメリットになります。

また日興フロッギーで魅力的だと感じた企業にすぐ投資できる機能もあり、100円からの投資が可能です。

獲得したdポイントを用いて投資が可能であり、期間限定のdポイントも投資に回せるというのは非常にありがたい点です。

ランキング2位の楽天証券では期間限定ポイントを投資に回すことはできないため、SMBC日興証券の方が有利だといえます。

岡三オンライン証券

岡三オンライン証券は、総合証券である岡三証券のネット証券です。

岡三オンライン証券では、dポイントを貯められます。毎月貰えるものではなく、以下の条件を満たした場合に付与されます。

  • 口座開設で300ポイント
  • 口座への初回ログインで200ポイント
  • 口座に10万円以上入金で1,500ポイント
  • 株取引を行って1,500ポイント
  • 5万円以上の投資信託の買付で1,500ポイント

どの条件も簡単なものであり、まとまったポイントを一気に獲得できる点がメリットです。しかし、積立金額や保有金額に応じてポイントの付与はないため、継続的にポイントが受け取れません。

取引ツールは、操作性を重視して必要最低限の機能を備えた「岡三かんたん発注」と豊富な取引情報や注文機能を備えた「岡三ネットトレーダーWEB2」などがあります。

ほかの証券会社であれば、PC専用であったりスマートフォン専用であるものが多い中、PC・スマートフォン・タブレットのすべてに対応しているのは嬉しいポイントです。すべての端末で操作方法が変わらないため、端末ごとに操作方法を覚え直す必要がありません。

DMM株

DMM株は、DMM.com証券が提供しているネット型の証券会社です。DMM株の特徴は、取引手数料の安さです。

楽天証券やSBI証券では10万円以下の場合99円の手数料がかかります。しかし、DMM株は1注文制の手数料が業界最安水準であり、10万円以下の取引であれば88円で利用できます。

また、DMM株は米国株に強いことも魅力的です。米国株式にかかる手数料はすべて無料となっており、米国株式の取引を行いたい方にはぜひ使っていただきたい証券会社です。

取引ツールは1つのアプリで、国内株・米国株の取引ができたり、かんたんモード・ノーマルモードの切り替えができたりします。ほかの証券会社の場合、アプリが別に用意されていて使い分ける必要がある場合が多いのですが、1つのアプリですべてをこなせるのは非常に便利です。

DMM株ポイントは、株式の取引手数料の1%がポイント還元される仕組みになっています。貯まったポイントは1ポイント1円として現金に交換可能です。

つみたてNISAの取り扱いがないことがデメリットになります。つみたてNISAを利用する方は別の証券会社を選ぶことが必要です。一般NISAには対応しているため、一般NISA用の口座を探している方にはおすすめです。

野村証券

野村証券は、対面証券会社で最も規模の大きい証券会社であり、1925年創業の老舗です。

大手証券会社ならではのサポートの手厚さ、投資情報の豊富さが魅力的です。マーケット解説動画や野村のレポートなどがあり、投資情報をまとめた「FINTOS!」というスマートフォンのアプリも人気になっています。

サポート体制の評判もよく、コールセンターの対応が親切であったり、対面証券会社であるため店舗に出向いて相談できたりします。投資のプロに気軽に相談できるため、投資に不安を抱えている方におすすめです。

また、投資信託のコストの低さがメリットです。「野村スリーゼロ先進国株式投信」があり、信託報酬0%という驚異の安さを誇る投資信託が用意されています。これは他の証券会社では利用できず、野村証券だけが取り扱っています。

「野村ポイント」というポイント制度が用意されていますが、投資をすることでポイントが貯まらない点がデメリットです。つみたてNISAで利用できる投資信託の本数も12本と少ないことがデメリットですが、厳選された投資信託のみを取り扱っています。

そのため、どの商品を選んでよいかわからない方は、少ない選択肢のどれを選んでも失敗することが少ないであろう野村証券がおすすめです。

NISAに関するQ&A

「NISAについてあまり理解できていない」という方も多いでしょう。

NISAに関する疑問を解決して、証券会社選びを進めましょう。

NISAを始めるのにどんな書類が必要?

NISA口座を開設する場合には、以下の書類を準備しておきましょう。

  • 本人確認書類(運転免許証、保険証など)
  • マイナンバー確認書類(個人番号カード、通知カードなど)
  • NISA申請書(証券会社から送られてくる)

NISA申請書は、NISA口座を作成する予定の証券会社から送られてきます。必要事項を記入後に郵送しましょう。

NISA口座の開設条件はある?

NISA口座の開設条件は、日本に住んでいる20歳以上の方であれば誰でも利用できます。

20歳未満の方(0~19歳)の場合は、ジュニアNISA口座の利用が可能です。

総合口座をお持ちでない方は、総合口座の開設も必要になります。

NISAとつみたてNISAの両方を運用できる?

一般NISAとつみたてNISAの両方を運用することは不可能です。

本記事で紹介した一般NISAとつみたてNISAの違いを参考に、自分にあった方を選んで利用しましょう。しかし、一般NISAとつみたてNISAは1年が経過すれば変更が可能です。

新NISAでは何が変わる?

新NISAで大きく変わる点は、以下の3つです。

  • 非課税での保有期間が無期限になる
  • 口座開設期間の制限がなくなる
  • つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能

つみたてNISAは「つみたて投資枠」に、一般NISAは「成長投資枠」に変更されたと考えると分かりやすいです。

現在の非課税保有期間は、一般NISAで5年間、つみたてNISAで20年間の制限がありますが、新NISAでは無期限化されます。また、現行の制度では口座開設期間の設定がありますが、新NISAでは開設期間の恒久化が行われます。

さらに、つみたてNISAと一般NISAの併用が不可能である現行の制度に対して、つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能になる点が大きなメリットです。

つみたて投資枠は年間上限が120万円、成長投資枠が年間上限240万円に引き上げされます。2つの枠を合わせて、保有限度額が1,800万円に拡大されています。

まとめ

本記事では証券会社の選び方や、NISA口座の開設におすすめの証券会社10選を紹介しました。

証券会社を選ぶ際のポイントとして、商品の種類が多さ・積立金額の低さ・ポイント還元率などがあります。しかし、商品の種類が多すぎて選べない場合には、あえて商品数の少ない証券会社を選ぶことも1つの手段です。

各証券会社によって、様々な特徴があるため、自分の投資スタイルに合った証券会社を探すことがおすすめです。

本記事で紹介した証券会社の選び方やランキングを参考にしつつ、NISA口座を開設する証券会社を選びましょう。

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